グラフ図のオプション調査

 ポスター相関図をGvizを用いて出力する際、画像をpngとして出力していましたが、画像中のノードをクリックして、ある動作をさせるといった機能をpng画像ファイルに埋め込むのは難しそうなので、今回、別の形式に出力して以上の機能を持たせられないか調査しました。
 Graphviz属性一覧をみると、出力形式svgにしたときのみ「URL」という属性を指定できるようだったので、RubyのGviz部分のコードを以下のように変更してみました。

gviz.node :"p#{number[0].gsub(/\-/, "")}", label:"#{number[0]}:#{number[1]}", fontsize:@fonts[depth -1], color:depth, URL:"#{number[0]}.svg"
gv.save("#{dir}/#{posterHost[0]}", :svg)

 このようにしたことで、全てのポスター相関図はsvg形式で出力されるようになりました。svg形式の内容はテキストなのでファイルサイズも30KBほどになりました。Webブラウザで開くことで画像のように見ることができ、さらにノードをクリックするとそのノードを中心にしたポスター相関図に自動的に飛べるようになりました。

 以上でGraphvizならびにGvizで相関図を作成するときに、利用できる便利な機能はだいたい理解できたように思います。今回の仕事で知ったこと・身につけたことは今後も必ず役立つことだと思いますので、まとめWikiのようなものを近日中にまとめておきたいと考えています。既にGackelさんにお願いして統合牧場Googleサイトを作成してもらったので、そちらに書き込んでいこうと思います。

 さて、ここでいい機会なので今までプログラム公開用に公開していたFABSのWebページを大幅に更新して、統合牧場技術開発部用のまとめサイト的なものにしようと思っております。Gackelさんとも話して、FABSその他のプログラムの公開、我々が見知ったことのまとめ発信などに使えるようにしようということになりました。年内には公開できるように調整していきたいです。

 また、ネットワーク図作成の経験を生かして、今度はFirst Authorsで公開されている日本語レビューから相関図を構築していこうという話もまとまりました。今度は生物学用語の辞書を作り、単語間の相関も考え、それを利用したレビュー相関図を作っていこうと思っています。